木の幹

story

Hashi-cooは、400年の歴史をもつ日本一の塗り箸の生産地、福井県で生まれました。CO2の排出による気候変動に、箸づくりも影響を与えているのではないか。そんな気づきから「CO2を減らすお箸」という言葉が浮かんだのです。わたしたちは原材料開発から塗装仕上げまで、顔の見える仲間たちと行っています。一般的な割り箸のほとんどは安価な輸入木材を使用していますが、hashi-cooは里山の木材を使用します。

木を切ることは、環境に良くないイメージがあるかもしれませんが、成長を終えた樹齢40年以上の木の場合は例外です。むしろ大木がなくなることで、CO2をたくさん吸収できる若い木々に光が十分に行き届き、CO2を減らすことにつながります。もちろん、たくさんのCO2を排出して乱伐採された大きな木材を輸入する必要もありません。国産木材を使い、排出するCO2を減らす。森のサイクルを整え、吸収できるCO2を増やす。お箸をつかう毎日の食事を心から気持ちよくするためにわたしたちにできることが見つかりました。

現代の食卓風景を美しくする佇まいと、海外の方にも使いやすい軽量さと造形。400年の歴史を受け継ぐ箸職人が「研ぎ」や「塗り」を施し、漂白剤は使用しません。

切ってつくることで、森のサイクルを整えたい。だからhashi-cooのお箸には、最適な使用期限があります。おもてなしやアウトドアのためのone time、長期滞在のホテルやレストランにおすすめのone month、ご家庭で使うone year。捨てることへの罪悪感は、もう必要ありません。

地球上でお箸を使う人はおよそ23億人。つまり世界の3人に1人。もし彼らがいつも通りに使うだけで、CO2を減らせるお箸があったらどうでしょう。そんなことを考えながら、hashi-cooはいつものお箸にもうひとつの役目を与えています。

youtube